緩和ケアセンター長 眞鍋治彦
2018年4月より秋本病院で勤務されていますが、当院の雰囲気や緩和ケアセンターの雰囲気はどのように感じられますか?
多職種(医師、看護師、栄養部、MSW、事務など)によるカンファレンスが、毎日、種々な部署で効率よく開かれています。そのためかと思われますが、職種間の垣根が無く、非常に風通しが良い職場で、患者さんの良質なcareに繋がっていると、第一に感じました。
緩和ケアセンター長の仕事のお仕事を教えてください。
がんに罹患したことにより生じた様々な身体的症状(痛み、呼吸困難、悪心・嘔吐、倦怠など)や精神的症状(不安、不眠、うつ、せん妄など)を少しでも軽減・除去することです。それは、患者さん本人に限らずその家族も対象とさせて頂いています。また、がんが進行した時期だけで無くがんと診断された当初からも緩和ケアの仕事としてお手伝いできると考えています。
緩和ケアセンター長として、患者様やそのご家族へ一言お願いします。
がんと診断された時から患者さんは「がん患者」として、家族は「がん患者家族」としての生活がそれぞれ始まります。生活に占める「がん」の割合は大きく、生じるストレスも過大なため日常生活は大きく変化します。少しでも患者さん、ご家族ががんと立ち向かえるよう、「つらさ」が軽くなるよう、助力できることを願っています。