梅雨に入りましたが、今日はとても爽やかな風を感じます。

「ブリーフレター64号」をお届けします。

5月20日にバスケットボールB2リーグの決勝戦があり、わが「ライジングゼファ―フクオカ」は、1勝1敗後の決定戦で優勝を決め、B1リーグへの昇格に花を添えました。　チーム結成以来チームドクターとして関わってきましたので、この上なく嬉しい瞬間でした。　これまでチームにかかわって来た皆さんに、心からおめでとうと言いたい気持ちです。
日本のスポーツ界では先月とても悲しい事件が起きました。　アメリカンフットボールの反則行為です。　新渡戸稲造は「武士道は、日本の象徴である桜花にまさるとも劣らない、日本の土壌に固有の華である。」と説き、「義」「勇」「仁」「礼」「誠」をその基本原理としました。　もう我々日本人には、武士道は残っていないのでしょうか。　悲しい事件です。　本棚の「武士道」をもう一度引っ張り出して読み返してみます。　昨今の医療政策にも、経済原理が先行して「日本人の心」がないがしろにされている（せざるを得ない？）のが、残念でなりません。
さて、新年度が始まって2カ月。　当院にはとても強力な助っ人が加わりました。　4月から緩和ケアセンター長に就任していただいた眞鍋治彦先生です。　本文中にも紹介してあるので詳細は省きますが、歴代のセンター長がそだて、はぐくみ、実らせてきた、緩和ケアセンターを大きく羽ばたかせてくれることを期待できる先生です。　緩和ケアのみならず、病院管理の面でもこれまでの経験と知識は大変豊富で、病院の発展に尽力していただけること間違いありません。　私の助っ人として「一歩々行万里」の精神で進んで行きたいと思います。
今後とも皆様のさらなるご支援をお願い申し上げます。

平成30年6月1日　秋本病院　秋本亮一