病院からのお知らせ
院内感染防⽌策に対する取組について
2024年03月18日
当院では安全で快適な医療環境を提供するために、下記の通り院内感染防止策に対する取組事項を定めています。
秋本病院 院内感染防止策に対する取組事項
秋本病院(以下「病院」という)は、病院の理念に基づき、安全で快適な医療環境を提供する
ために、感染対策の基本的な考え方を以下のとおり定める。
1.院内感染対策に関する基本的な考え方
安全な医療提供のために、病院全体で感染対策に取り組み、感染症発生の予防と
発生時の速やかな対応を行うことに努めます。
2.院内感染対策のための委員会その他組織に関する基本的事項
- 1.感染防止対策部門の設置
院内感染等の発生防止に関して組織的に感染対策を推進するために、病院長を部長とする感染防止対策部門を設置し、感染対策管理者を配置しています。 - 2.感染対策委員会
1)各部署の責任者等を構成員とする感染対策委員会を設置しています。
2)委員会は医療関連感染の調査、感染予防の実施、感染症発生時の措置等に関する審議・決定を行います。
3)委員会は毎月1回定期的に会議を開催し、緊急時には臨時委員会会議を開催します。 - 3.感染対策制御チーム
院内感染等の発生防止及び対策等に関して、迅速かつ機動的にそれぞれの職種の専門性を
活かし組織横断的に感染対策の実働を担う、感染対策チーム(Infection Control Team 以下「ICT」という。)を設置しています。 - 4.感染防止対策地域連携
当院は、感染対策向上加算3を算定し感染防止対策について地域連携を行っています。
3. 院内感染対策に関する職員研修に関する基本方針
- 1.院内感染対策に必要である基本的な考え方や、知識・技術などの向上を図るため、全職員を対象とした感染防止対策研修会を年に2回以上開催しています。また、新入職員には感染対策についての講義、研修を都度実施しています。
- 2.各部署に院内感染対策マニュアルを配備し、感染防止のための基本的な考え方や具体的な方法等について、全職員への周知を行っています。
4.感染症の発生状況報告に関する基本方針
- 1.院内感染対策上、問題となる各種感染症のサーベイランス
- 2.細菌検査結果や感染報告書などから微生物の検出状況を委員会へ報告し、必要に応じて対策の周知や指導を行います。
5. 院内感染発生時の対応に関する基本方針
- 1.感染症が発生した際には、感染対策マニュアルに沿った対応を速やかに実施します。
- 2.原因を速やかに特定し、制圧、収束のため全職員で感染拡大防止に努めます。
- 3.緊急事態の際はICTへ報告し、必要に応じて緊急感染対策委員会会議を開催します。
- 4.感染対策委員会では、事態の分析と対応策等を立案し、全職員へ周知徹底を図りそれを実行します。
- 5.院内で対応困難な場合は、管轄保健所および感染管理基幹病院などと連携し、事態の対応にあたります。
6.抗菌薬適正使用に対する基本方針
- 1.「抗菌薬使用ガイドライン」を作成し、抗菌薬の適正使用の推進に努めます。
- 2.ICTを中心に抗MRSA薬や広域抗菌薬の使用状況(投与量、投与期間)を把握し、必要に応じて抗菌薬適正使用についての支援を行います。
- 3.院内における薬剤感受性パターン(アンチバイオグラム)を把握し、臨床側へフィードバックを行います。
7.医療機関間・保健所・地域の医師会との連携に関する基本方針
- 1.他の地域医療機関との日常的な情報交換や連携により、感染防止対策の質的向上を図ります。
- 2.集団感染発生時などで病院内の感染防止対策部門機能のみでの対応では不十分な場合は、速やかに外部機関に相談し、必要に応じて支援を要請します。
- 3.感染対策向上加算の届出に従い、保健所及び地域の医師会と連携し、感染対策向上加算1、2を届出した医療機関と年4回、合同カンファレンスに参加します。
- 4.医療機関の集団感染について相互支援がなされるよう、ネットワークを構築し、日常的な協力関係を築きます。
8.患者等に対する当該等取組の閲覧に関する基本方針
この方針は、感染対策への理解と協力を得るため、当院ホームページ上に公開し、また、院内掲示を行うことにより閲覧することができるようにします。
9.その他院内感染防止対策の推進のための必要な基本事項
- 1.院内感染対策の具体的実施方法に関してはマニュアルを作成し各部署に配布しています。病院職員はマニュアルを遵守し、院内感染防止に努めます。
- 2.院内感染防止対策の見直しを行うとともにマニュアルは必要に応じて改定し、結果を病院職員に周知徹底します。
- 3.病院職員は自らが院内感染源とならないため、健康管理に留意します。
2023年11月01日
秋本病院 感染対策部門