消化器内視鏡センター長 阿部亨

これまでの経歴を教えてください。
大学を卒業後、小病院から大病院までいろいろな病院で仕事をしてきました。特に胃と大腸を中心に、救急医療や皮膚科や乳腺外科など、約25年間いろいろな病気の対応をしてきました。ここ5年程は、今後の高齢化医療のこともふまえ高齢者医療を中心として療養病院と在宅医療を行っていました。
秋本病院に入職されたきっかけ(理由)は何でしょうか?
療養病院を5年経験したところ、五体満足で生まれた事の幸せを再認識しました。健康のありがたさと大切さ、また生活習慣病に対する考えをもう一度考え直すべく決心をいたしました。
例えば、少し血圧が上がれば直ぐに薬を増やしたり増量したりするのではなく、一時的に増えても、いつか一度は減量をすることを目標に生活を考え直してみることを皆さんにお話したいと思います。
長い入院生活をされる前の患者さんの治療をと思い病院を探していましたところ、秋本院長先生にお話をいただきました。
消化器内視鏡センター長としてのお仕事を教えてください。
まさしく字のごとく消化器(食道,胃,小腸,大腸)を内視鏡で検査を行います。
さらに、処置(組織を一部取ってくる事)・手術(ポリープや組織を根こそぎとってくる事)においては、皆様が気にされる胃を中心に少しでも楽に検査ができることも重要ですが、安全に納得できるような検査・処置が行えるように心がけてまいります。
これまで学んで来たことを基にさらに前に進むべく、今後の技術の進歩にも柔軟に取り組んで参ります。今後も秋本病院とともに躍進できるように研鑚していきたいと思っております。

秋本病院で今後実現してみたいことを、これからの抱負と交えて教えてください。
私が今まで行ってきた医療は薬を出すだけの医療では無く、患者さんと対話し出来るだけ患者さんの考え方や体調に合わせたその時々の皆さま個人個人のオーダーメイドの医療です。私は“忠恕”という言葉を胸に今後も医療を行っていきたいと思います。生活習慣病などの予防の為に私もスポーツをしております。西洋医学と東洋医学はもちろん、運動の方法や食事療法など、私の持っている知識を総動員して皆さまの健康づくりや医療に少しでも貢献できればと思っております。