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千一夜医話
2011年 新春のご挨拶
2011年1月1日
皆様あけましておめでとうございます。
新しい年を迎え、皆様に年頭のご挨拶を申し上げます。
2010年は、私たちの病院にとって大きな飛躍の1年でした。
まず第1に、春から医師2名を常勤として迎えることができ、それぞれが緩和ケアセンター長、内視鏡センター長として各々の実力を発揮してくれました。以前から活躍している診療部長がさらに多忙になったにも関わらず、その実力を大いに発揮してくれたのは頼もしい限りでした。
第2に、昨年は職員のレベルアップに努めることを目標にしましたが、職員は多忙な中で良く努力してくれました。院内の勉強会では、自ら勉強したことを仲間に発表して伝えられるようになり、内容も徐々に充実してきています。職員のレベルアップが、よりよい医療の提供につながると信じています。
第3に、昨年新しく加わった職員が我々の理念をよく理解してくれて、あっという間に戦力になってくれたことです。新しい風と共に、力強い仲間が増えたことを嬉しく思います。
病院移転後6年目の昨年は、このような前進の年でした。
今年は、昨年の実績を踏まえさらなる内容の充実を図ります。まず、内視鏡検査の質・量を充実させ、そして高度な内視鏡的処置へとつなげます。職員の勉強は、院内から対外的な発表に発展させる必要があります。それぞれのレベルアップは、良い医療を提供することに大いに役に立つと信じます。そして、最も重要なことは地域の医療機関との連携です。我々だけでできることには限界があり、周囲の医療機関とそれぞれの特色を利用しながら地域の医療に貢献していくことが求められていると思います。
さて、昨年は年頭から医療の崩壊を憂いましたが、まだその流れは変わっていません。幸い福岡地区は医療資源が豊富で、崩壊を実感することはないと思います。
福岡では、救急車の受け入れ不能(マスコミで言ういわゆる『たらい回し』は事実に反していると言わざるを得ません)はほとんどありませんし、お産をするところを見つけるのに苦労することはありません。それでも、今のような医療の安売り・医療の浪費が続くなら、この福岡でも崩壊が表に出てくることでしょう。
医療は我々医療機関の努力だけでは守れません。政治・行政・司法・検察・マスコミの正しい理解を期待し、医療を受ける皆さまのさらなるご理解とご協力をお願いして、年頭のご挨拶といたします。
ブリーフレター 47号より転載

